Kiyologの気になる物……気になること……

menu

Kiyolog

STRATASYS Objet 30 Proで出力してみた

少し前にXYZprintingの「ハンドヘルド 3Dスキャナー 1.0A (3SH1A)」を購入して、3D SYSTEMSのSENSE用の3Dスキャンソフトで人物の3Dスキャンをした話を書いた。

SENSE用の3Dスキャンソフトで取り込んだデータは、XYZpritingの純正3Dスキャンソフト「XYZscan Handy」より綺麗にスキャンできていて、約2年前に前機種「ハンドヘルド 3Dスキャナー (3SH10)」でスキャンしたものと比べて品質が高い。

最初はうちのda vinciで出力しようと思っていたら、知人の一時部上場会社にSTRATASYSのObjet 30 ProRaise3DのN2(デュアルヘッド)があり、データを見せたらうちで出力してみようか?という話になり、お高い3Dプリンターで出力してもらった。

FDMとSLAのいいとこ取りのようなPolyJetテクノロジー方式のObjet 30 Pro

STRATASYSのObjetシリーズは、PolyJetテクノロジーを使った3Dプリンター。このPolyJetテクノロジーは一般的なリールに巻かれたフィラメントを溶して積み上げるFDM方式ではなく、液体フォトポリマーをインクジェットプリンターのように噴射しながら層を形成しつつ、UVライトで瞬時に硬化させるのを繰り返して積み重ねていく方式。液体ポリマーを使うという点ではSLA方式に似ているが、SLAが光硬化樹脂を溜めた層の中にUVライトなどを光を照射して、光が当たった部分を硬化させながら液体の中でモデルを形成していくのに対して、PolyJetはFDMのようにビルドプレートの上に積み上げていくので、FDMとSLAのいいとこ取りのような感じ。

FDMのようにフィラメントを溶かしながら一筆書きで素材を出力する訳ではないので、SLAのように密度の高く積層痕が目立たない高品位な出力ができる。ちなみにマテリアル価格を聞いたところ、1kgで11万6000円だとか!本体も構成によるけど300~500万円くらいなので、本体もマテリアル代もda vinciと比べたら数十倍。

実際に出力してもらったのがこれ。XYZpritingの3Dスキャナーのヘッドモードのデータをそのまま渡したのが、大きく出力するには解像度が足りないという事で、高さ6cm、幅6cm程度のものになった。

素材はVeroClear-RGD810というアクリル系の透明硬質樹脂で、da vinciなどのFDMで透明フィラメントを出力するのと違って積層痕もなく、ソリッドな仕上がり。

こっちは2年前にスキャンしたデータを以前da vinci 2.0A DUOで出力したもの。Objetの出力を見てしまうと、光硬化樹脂のSLA方式の3Dプリンターも欲しくなる……Kudo 3DのBeanとか買っちゃおうかな。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

XYZプリンティング ハンドヘルド3Dスキャナー1.0A
価格:29808円(税込、送料無料)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

XYZプリンティング ハンドヘルド 3Dスキャナー1.0A 3SH10 :3SH1AXJP00F
価格:29800円(税込、送料無料)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Sense V2 3D スキャナー
価格:61094円(税込、送料無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事