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日立のビデオデッキ

正式な発表があったのかわからない(検索してもみつからない)のだが、日立はビデオデッキの生産(・販売)を完了したようだ。日立の家電製品のホームページには、すでにビデオデッキのコーナーはなくなってる。AV機器のページは、VIDEO MUSEUMなるページがあり、1977年から2002年までの(主要な?)ビデオデッキが一覧で掲載されている。
VIDEO MUSEUMによると、2000年までは毎年10機種程度発売していたビデオデッキが2001年には2機種、2002年に発売したのはD-VHS1機種、HDレコーダ1機種、DVDプレーヤー+VHSビデオデッキ1機種の3機種。普通のVHSやS-VHSデッキの新製品は発売されていない。しかも今現在市場で買える日立のビデオデッキがあるとしたらD-VHSの在庫限りかVHSの型遅れ流通在庫モデルくらい。
一時期はテープナビ搭載や高性能なCMスキップでビデオデッキのシェアを大きく伸ばし、D-VHSもいち早く製品化したメーカーだったのになぁ……やはりDVDやDVD+HDの時代に乗り遅れたってこなんだろうか(8cm DVD-CAMなんて作っている場合ではないのに)
他にもあるのかと思って主要メーカーを調べてみると、
東芝はすでにビデオデッキの生産完了を告知していた。さすがはDVDを主力にシフトしているだけのことはある。
SANYOはまだまだ新製品を開発・発売中。価格も安いのでDVDはまだというユーザーやレンタルビデオを借りる人には助かるかも。
Victorはこの状況下でもD-VHSの新製品まで発売している。さすがはVHSのライセンシーだ。ここがビデオをやめたらVHSは終わったと思った方がいいんだろうなぁ。
松下(Panasonic)は、ビクターの親会社でもあるのえとりあえずD-VHSからVHSまで幅広くラインアップ。ただし新製品はほとんどなし。やはりDVDレコーダーに主力を移し、ビデオはVictorでというつもりなのか? そういえばVictorはDVDレコーダーやっていないな。
SONYはとりあえずVHSを生産・販売しているけど新機種もないし、生産からは撤退するのかもなぁ。すでにβ、EDβ、8mm、Hi-8、DV&VHSやHi-8&VHSのダブルデッキ、D-VHSなど過去に生産したほとんど規格にやタイプの機種は生産終了している。とりあえずVHSは生産しているが、Victorにライセンス料を払っていつまで続けるか怪しいもんだ。しかし、こうして考えるとSONYほど勝手に規格を作って辞める会社もどうかと思う。いま売っているBlue-Rayのレコーダーだって怪しいもんだし。技術至上主義もなぁ……DDCDとかMD DATAとかDigital 8もそうだし。あっ、でも最近はどちらかというと技術よりブランド志向か。

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