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ダヴィンチ Jr.のフィラメント

da vinci Jr. 1.0 Clear Filament

インクジェットプリンターのビジネスモデルは本体を安価で売って、割高に価格を設定したインクカートリッジという消耗品で稼ぐ。インクは印刷の度に必要だし、ヘッドクリーニングでも消費するので、本体をかなり安く設定しても、純正インクを数回交換してもらえば、本体分のコストは回収でき、あとは利益になる。

最近は低価格のA4カラーレーザープリンターでも本体をインクジェットプリンター以下の1万円以下で売って、消耗品のトナーカートリッジやドラムで稼ぐビジネスモデルが主流になりつつある。

3Dプリンターの消耗品は、インクカートリッジやトナーカートリッジに相当するフィラメントと呼ばれる細い樹脂が巻かれたロール。フィラメント自体は1kgで2000円強が一般的な価格だが、3Dプリンターの中には専用のフィラメント(正確にはフィラメントが巻かれたロールやケースにフィラメントを管理するチップが搭載されたもの)を使用しないと出力できないメーカーやモデルがある。XYZprintingのダヴィンチシリーズもこのタイプ。

上位機種のダヴィンチシリーズは、ここの記事やここのブログ、ここのフォーラムで書かれている手法で、Arduinoを使ってチップの情報をリセットできるらしい。

ダヴィンチ Jr.は上位機種のカートリッジとは別タイプのNFCでフィラメント情報を管理するタイプを採用しているため、上記の方法ではNFCを書き換える事はできない。一応、この辺のフォーラムで解析は進んでいるようだが……。

ダヴィンチ Jr.の純正フィラメントは600g(240m巻き)で3280円。専用カートリッジを使う他社のメーカーに比べれば安価な方だけど、それでも一般的なフィラメント価格より50%くらい高い。ちなみに本体付属のフィラメントはお試しなので、別売の半分の300g(120m)なので注意!600g(240m)のつもりで使うと、あっという間に無くなります。

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