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続・Pixel 8 Proのケース

前回紹介したAliExpressで購入したMagsafe対応のPixel 8 Proのケースで超広角レンズ使用時にケラレて、画像の周囲がケースの紫色でぼやける問題。

広角カメラより画角が広く写る範囲が広い超広角レンズなのに、レンズの上の開口部がレンズサイズよりちょっと大きい程度。センサーサイズが違うので広角レンズより大きく開口する必要はないのだが、問題はこのケースのカメラバー部分の造り。レンズとカメラバー全体を保護するTPU素材の透明の保護部分がかなりの厚さがある。この厚みが薄ければ、他社のケースのように超広角レンズより一回り大きいくらいの開口部でケラレることはないのが、何しろカメラバーの上にかなりの厚みの透明のTPU保護部分があるので、超広角レンズより一回り大きい程度では厚みの上部でケラレて撮影画像の周囲がぼやける。いろいろ試したが0.9倍近く、早い話が広角レンズ相当にならないと、この現象は収まらない。


さらにカメラバー保護部分の厚みとレンズのケラれで、光源が入る撮影だとリング状のフレアがものすごく出てしまう。これは広角レンズでも発生してしまうので、このTPU素材の透明のカメラバー保護部分自体で光が反射や屈折する影響もあるのかもしれない。

とりあず開口部を拡大して、広角レンズ並みの大きさにしたらケラレは収まるかとリューターで削って試してみたが、その程度では解消されなかった。

うちのPixel 8 Proはカメラバーのレンズ部分に保護ガラスを別途装着しているので、カメラバー自体を保護しなくてもとりあえず大丈夫。そこで思った。が、このカメラバーの保護部分をそのまま切り取ってしまって、カメラバーの周囲のフレームだけ残しても効果はあるんじゃないかってこと。それなら突起物にカメラバーが直撃しなければ、通常の落下ならカメラバー周囲のTPU製のフレームで衝撃を吸収して破損は防げるはず。もし運悪く当たっても保護ガラスである程度は何とかなる。


そこで思い切ってケースのカメラバー周囲のフレームだけを残して、カメラバー自体を保護するTPU素材のプロテクト部分はざっくり切り取ってしまった。これで見た目もスッキリだし、ケラレやフレアも全くなくなって問題が全部解決。落下もカメラバーから3mmくらいの高さのフレームが囲むので、通常の落下ならカメラの破損はかなり防げるはず。


ザックリ切り取ってしまったカメラバー保護部分。


気になったのでカメラバーを保護するTPU素材部分の厚さを測ったところ2.1mmもある。さすがに2㎜以上の厚さの透明のものがレンズの上にあると、いくら開口部があるとはいえフレア等の影響は起きるのも当然。


カメラバー保護部分の周囲のフレームの厚みまで測ると2.8㎜なので


メーカーの商品説明にあるカメラバーを保護するフレームの高さが0.6㎜なのは、ほぼスペック通り。ただフレームの下側に厚さ2㎜もあるカメラバーのプロテクター部分があるのは商品説明と画像では判別できなかった。とりあえず、これでしばらく使ってみて様子を見てみる。

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