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XYZprintingの3Dスキャナーが届いた

昨日発売のXYZprintingのハンドヘルド 3Dスキャナー「3SH10」が届いた。パッケージはマウス製品などによくある吊し販売も可能なフックが付いたパッケージ(笑) この手の製品を吊しで売る販売店があるのかやや疑問。パッケージはかなりチープというか低価格な雰囲気で、3Dスキャナーと書かれてなければ、何だか分からないかもしれない。2万円強の低価格で3Dスキャンを実現したというこの製品、どこまで使えるものなのか……まずは開封。

シンプルなパッケージ内容

XYZprinting 3D Scanner 3SH10

パッケージの中身はこれだけ。スキャナー本体、ドライバーとスキャンソフトが入ったSDカード(MicroSDカードにSDカードアダプターを装着したもの)、スターターガイド兼保証書。3Dプリンター同様、相変わらずスターターガイドは簡素で、初心者だとこの説明でちゃんと使えるのかちょっと疑問……それくらい簡単な説明しかない。

XYZprinting 3D Scanner 3SH10

スキャナー本体は、幅41×奥行き61×長さ157mmで重量は238g(USBケーブル込み)。内蔵のUSBケーブルは長さ約1.9m。接続はUSB 3.0なのでPC側のコネクターは青色で、消費電力は0.6A(3A)。前面にIntel RealSense対応のカメラ(カラー画像カメラと深度検出用の赤外線カメラ)、赤外線ライト、LEDランプなどを内蔵する。カメラの周囲はミラー仕様で鏡のように映り込む。

XYZprinting 3D Scanner 3SH10

本体の裏側(操作する人間側)から見た状態。

スキャン開始はボタンを押すだけ!
気になるのは左手で使用が前提な事

XYZprinting 3D Scanner 3SH10

使用するときは青く円形に光るボタンを押すとスキャンを開始し、もう一度押すスキャンを終了する。

ちょっと気になるのが、スキャナーのデザインが左で持って操作するのを前提にデザインされていること……このスキャナーは本体を上の写真のような横向きにして使用するようにデザインされている。縦方向や逆方向の横向きで使用すると、スキャンしたオブジェクトが90度や180度回転した状態でスキャンされる。3Dスキャナーなので、横向きや逆さでも最終的には回転すればいいのだが、付属のスキャンソフト「XYZscan」使用時にプレビューが逆さや横向きになると操作しづらい。

XYZprinting 3D Scanner 3SH10

右手で使おうとすると、ボタン配置の関係でスキャナーを逆手で持って使用することになる。このためケーブルのある左側方向にスキャナーを移動して使おうとすると、ものすごく使いづらくなる。

XYZprinting 3D Scanner 3SH10

もしも右手の順手でスキャナーを持つと、こんどはスキャン開始・停止のボタンが押せない(苦笑) プロダクトデザイナーはなぜこの向きで使用するようにデザインしたんだろう?

もしかするとタブレットとかに3Dスキャナーを接続して、右手でタブレットを持ってプレビューを確認しながら、左手で3Dスキャナーを操作する状況をイメージしてデザインしているんだろうか?それはそれでいいのだが、第4世代のCore i5以上のCPUを搭載するタブレットはかなり限られる気がする。

付属ソフトのインストール手順

付属MicroSDにはスキャナーのドライバーとスキャンソフトが入っている。インストールは1~3の順番に実行していく。

ここで1つ注意点!XYZprintingのHPには、ハンドヘルド 3Dスキャナーのハードウェア最小要件を「第4世代(Haswell)インテル Core  i5プロセッサー以上」と記載している。実際にはCore i3でも動作するのだが、初代や第2世代(Sandy Bridge)、第3世代(Ivy Bridge)のCoreプロセッサーでは動作しない。これは3Dスキャナーのハード的な問題ではなく、インテルのRealSenseのドライバーやSDKの動作環境が第4世代インテル Coreプロセッサー以上となっているため。同様の理由で第4世代でもPentiumやCeleronも動作しない可能性が高い。

Intel RealSense Depth Camera Manager

1のドライバーでインストールされるのは、インテル製の「Intel RealSense Depth Camera Manager」。XYZpritingのハンドヘルド3Dスキャナーは、インテルのRealSense技術を採用しているので、ドライバー類はインテル純正のRealSense関係がインストールされる。

IntelのRealSense技術は、RGBカメラ・赤外線カメラ・赤外線レーザーなどの機能を備えるセンサーユニットを使って、対象物から反射される赤外線を検出してオブジェクトの深度、顔の特徴点(78点)や傾きなどの情報取得、手や指の検出(片手22点)などを検出する技術で、それらのデータを元に3Dデータを生成したり、指や顔などをトラッキングできる。

2のSDKを選ぶと、上記のような画面で謎のSDKがインストールされる(笑) このSDKの正体はIntel RealSense SDK Runtime 6.0で、これをインストールしないと3Dスキャン時に深度情報が検出できない。インストールされるファイルは300MB以上ある。

XYZprintingのハンドヘルド3Dスキャナーは、RealSense対応カメラなので、もしかしたらアプリを開発すれば3Dモデルの作成だけでなく、3D CG用のモーショントラッキングデータも作成できのかもしれない。そこまでできたら、3Dプリンター用以外の用途も広がるのだが……。

XYZScan 2.0.11

3でインストールされるのは、XYZscan 2.0.11。ダヴィンチ 1.0 AIOにもバンドルされる同社の3Dスキャンソフト。

XYZScan 2.0.11

この段階でドライバーのインストール画面も表示されるのだが、ここでインストールされるのはスキャンしたデータを出力するためのXYZpriting製の3Dプリンター用のドライバーっぽい。3Dスキャナーのドライバーは1の段階はインストールされている。

ソフトを起動してみたら……

XYZScan 2.0.11

インストールされたXYZscanを起動すると、いきなりアップデートのお知らせ(笑) 発売日に買ったのに早速アップデート!このアップデートを実行すると、XYZscanのバージョンは2.0.11から2.0.12になる。

次回はこのXYZscanを使った実際のスキャンを紹介するのだが、この製品結構クセモノです(笑)……現時点では初心者にはお薦めしません。それくらいちょっとなぁ……という製品です。

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