30Mar
韓国の中央日報のコラムに「米国大使館より頻繁に反米デモ隊の攻撃対象になる所 」としてMAC WORLDが紹介されていた。
MAC WORLDといっても中止になったNEW YORK EXPOのことではない。世界121カ国で2万9000店舗を運営するファーストフード店「マクドナルド」だ。米国人ジャーナリストのエリック・シュローサーは著書『ファーストフードの帝国』で、マクドナルドを映画、ジーンズ、ポップとともに歴史上最も成功した輸出品と紹介している。また社会学者ベンジャミン・バーバーは、この会社が全世界に展開したファーストフード文化を「MAC WORLD」と称した。
マクドナルドは現在、毎日平均5店がオープンし、このうち4店が米国以外で開店している。こうしてヨーロッパ、アジア、アフリカとチェーンが展開するに従って「マクドナルド=米国」という認識が広まり、地球の各地の店舗でアメリカ批判の受難を受ける対象となったというのである。
1999年に米国空軍機が駐在中国大使館を誤爆したとき、北京でマクドナルド10店舗が襲撃された。ファーストフードが肥満の主犯という汚名を着せられた。こうした拡大する外国の反感をなだめるため、マクドナルドは飲食の材料をできるだけその国で調達し、メニューもその国の文化を考慮した戦略を取っている。肉類を避けるインド人のためには、ベジタブルーガーも開発した。
しかしイラク戦争以降、ロンドン、パリ、チューリヒなどの店舗前で、連日、反米デモが激しく行われている。 メキシコシティーでは「ハンバーガー1つが米軍の銃弾1発」という言葉が生まれた。 また数日前、韓国環境団体の会員らがマクドナルドの大型看板にのぼって「M」字の下に「AD WAR」と書かれた垂れ幕をかけて「狂った戦争」と叫ぶデモをした。
笑っちゃいけないのかも知れないけれど、笑った(笑)