27Oct

Computex TaipeiやCEATEC JAPAN 2015で発表されたXYZprintingの3Dスキャナー「XYZprinting ハンドヘルド 3Dスキャナー」の国内発売が昨日発表された。以前から低価格で出すとは発表していたが、円安のこのご時世にまさか22,800円なんていう低価格で発売するとはビックリ。
主な仕様は
といったところ。気になるのはヘッドモードとオブジェクトモードでのスキャンサイズが最小は変わらず、スキャンできる最大サイズがオブジェクトモードでもXYZ軸で60cmで、最大スキャン距離が70cm、スキャン精度が1.5mmな点。Computex Taipeiで公開されてときは重さ433g、スキャンサイズがXYZ軸で10cm~2m(分解能1mm)だったので、重さは半分になったがスキャン能力はかなり落ちてしまった。
この手の製品だと、3D Systems社の「Sense 3D Scanner」も有名で、価格はXYZpritingの製品の2倍ちょっと。ただこっちは最大スキャン距離が3mで、最大スキャンサイズもXYZ軸で3m、スキャン精度がXY軸は0.9mm、Z軸は1mmなので性能はSenseの方がかなりイイ。
Computex Taipeiではスキャンに「XYZ Handheld Scan」を使用し、スキャン対象により「人物モード」と「オブジェクトモード」の2つのスキャンモードを任意で選択可能で、スキャンデータは、STL形式およびDAS形式で保存されるとなっていた。今回のリリースでは「3Dスキャナー専用のスキャンソフトウェア(XYZware)」が付属となっているので、XYZ Handheld ScanやAiO用のスキャンソフト「XYZscan」ではなく、XYZwareに統合なんだろうか?ただリリースの作業手順ではXYZ Handheld Scanを経由してXYZwareにデータを持っていくように見える。
どのみち3D Systems社のSenseでもスキャンしたデータをそのままプリントアウトできる例は珍しく、ほとんどは3Dソフトでデータの修正が必要なので、XYZpritingはそこをどうするのか?AiO用の「XYZscan」のような感じなんだろうか……発売されるまで何とも言えない状態。とりあえず購入予約をしてみたので、届いたら考えてみよう。
ちなみに予約はXYZpritingのオンラインショップ以外に、XYZpritingの楽天市場店、Yahoo!ショッピング店、アマゾン、ビックカメラなどでできる。
|
|
|
---|